新型コロナウイルス感染のため、武蔵野プレイスの休館及び、緊急事態宣言発令もあり、4月の「初めての俳句」句会が中止になりました。
そこで初めての試みとして「メール句会」を呼び掛けたところ、11名参加となりました。全員の作句および選句をメールでやり取りし、最後に飛鳥 蘭さんから全句の講評を頂き、通常とは一味違った句会が出来ました。武蔵野プレイスの休館はしばらく続く様子で、5月もこの形式で続けることになると思います。

                飛鳥 蘭選
亀鳴くやグーグル地図の夢飛行    コッコ
はなびらの右往左往や風のまま    夢子
かの『ペスト』読み終へてより花曇  明子
外ッ国へ食初め椀を花楓       寛子
旧字体ひとつ覚えて老の春      緑
ものの芽の僅か二ミリの和みかな   七厘
素のまゝの貴方がそこに春うらら   玲子
満開の桜並木に人を見ず       啓子
林よりまろき風あり春月光      まり
春ゆうべ書いては消してパズル解く  正江
花おぼろ見えぬ相手と戦して     蘭