日野原重明記念「新老人の会」全国連絡会Zoom 会議・報告

 日  時: 2022年11月26日(土)13:00~16:30
 参加の会: 22  参加者 36名

 全国連絡会は、2019年9月30日で、ライフ・プランニング・センターが「新老人の会」事業を終了したことに伴い、全国の支部を基盤に独立した各会が、「ゆるやかな連携をもって活動し、発展していこう」という目的をもって発足しました。
 日野原先生がお亡くなりになって5年余り、コロナ禍により何もできないまま月日が経過していましたが、そのようなとき、かつての「拡大世話人会」のような会を、オンライン(Zoom)で開催しようということになりました。8月初めに全国の各会に呼びかけ、11月26日(土)に、22の会、36人が参加して、成功裏に開催することができました。
 事前に、討議資料を提出していただき、各会が現在どのようになっているのかを調査し、ネットで繋がることができるようになりました。そこで、1会につき4分で、どのような活動をし、どのような問題を抱えているか?などを報告していただきました。

〇 各会の報告のまとめ
②  存続している会= 32(2会は協議中)  今回参加の会= 22
② 会員数=3,309人 ・100人以上=5 ・100人以下=27 (各会の申告による)
会員の高齢化による会員数の減少、活動の停滞は避けられない。新入会員をどのように募るか?日野原先生を知らない世代が多くなっている現在、何かよい方法はないか?
③  活動内容は、かつての支部を継承している会がほとんどである。一部に「新老人の会」を基盤にしているが名称を変えた、福岡の「元気100倶楽部」、松本の「いのちと平和の森」、世界的なブルーゾーン運動の一環として「沖縄ブルーゾーンの会」、「佐賀健康長寿実践塾」は、企業から資金を得て、行政、大学と連携して実験的な活動にしている。
コロナ禍により、集会活動が全くできなかった地域、かなりできた地域の差が大きい。
〇 今後の課題、全国連絡会への要望
① 「新老人運動」の趣旨、日野原イズムを、どのように継承していくか。
②  情報はホームページを活用、各会にデジタル担当者を決めてレベルアップして行く。
③  年に1,2回は、Zoom会議を、できれば対面の集会を開催してほしい。
 各会が独立して4年になり、「新老人の会」を基盤にしながらも、地域の特性、リーダーの立場によって、その内容にはかなりの差異が生じている。しかし、日野原先生が目指していた天上の弧の一端を、私たちが担い描き進めていることを確信した。

まとめ
日野原先生亡き後、新会員を募ることは難しく、会員の高齢化、コロナ禍による会員数の減少はやむを得ないことです。そのような中でも、各会が「新老人の会」を継承し発展させようと努力している様子がひしひしと伝わり、分かち合うことができました。そして、各会が連携していくことの意義が再認識されたと思います。そのために、今回のようなオンライン会議、また、対面の会を開催してほしいという要望が多くあり、これは、ぜひ、実現したいと思いました。

「新老人の会」全国連絡会 代 表  小山 和作
副代表  吉田 修
三木 哲郎
植村 研一
事務局  石清水由紀子